シリコンポイントはどれも一緒?
チェアサイド、ラボサイドに限らず、様々な場面で使用頻度が高いシリコンポイント。
みなさんは補綴物の材質や形態に合わせて、正しく選択できていますか?
今回は粗さや硬さ、用途の違いについて説明していきたいと思います。
▼粗さによる違い
粗研磨用ポイント
粗い粒子を含んでおり、金属や硬い材料を削るために使用されます。
クラウンやブリッジの調整、金属フレームの形態修正に適しています。
中研磨用ポイント
粗研磨と仕上げ研磨の中間に位置し、表面の微調整や滑らかさを向上させるために使用されます。
金属やレジンの表面を滑らかにするために使用されます。
仕上げ研磨用ポイント
非常に細かい粒子を含んでおり、最終的な仕上げや光沢を出すために使用されます。
レジンやポーセレンの表面を滑らかにし、光沢を出すために使用されます。
ポリッシング用ポイント
最も細かい粒子を含んでおり、最終的な光沢を出すために使用されます。
特に、ポーセレンやレジンの最終仕上げに適しています。
▼硬さによる違い
硬質ポイント
高硬度の材料に適しており、金属や硬質レジンの研磨に使用されます。
硬質ポイントは耐久性が高く、長時間の使用に耐えます。
中硬質ポイント
中程度の硬さを持ち、金属やレジンの中研磨に適しています。
硬質ポイントよりも柔軟性があり、細かい調整が可能です。
軟質ポイント
柔らかい材料に適しており、レジンやポーセレンの仕上げ研磨に使用されます。
軟質ポイントは柔軟性が高く、細かい仕上げ作業に適しています。
▼材料の違い
シリコンカーバイド
高硬度で耐久性があり、金属や硬質レジンの研磨に適しています。
アルミナ
中程度の硬さを持ち、金属やレジンの中研磨に適しています。
ダイヤモンド粒子
非常に高硬度で、ポーセレンや硬質レジンの仕上げ研磨に使用されます。
ダイヤモンド粒子は非常に細かい仕上げが可能です。
シリコンによる歯科補綴物の研磨作業は、材質に合ったポイントを正しく選択することが非常に大切です。
各ステップの順番は飛ばさずに研磨を行うことで、その後の光沢具合が大きく変わります。
エンゼルシリコンポイントはサンプルの提供も行っています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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