口腔内スキャナーで撮影したデータの転送方法と注意点
口腔内スキャナーは、歯科治療や矯正治療において患者の歯や顎の状態を正確に記録するための光学印象採得装置です。
光学センサーを用いて口腔内の三次元画像を生成し、撮影した画像はデザインソフトに転送後、歯科補綴物の設計に使用されます。
今回は口腔内スキャナーからデザインソフトにデータを転送する方法について、大まかに説明していきます。
メーカーやモデルによって異なりますが、一般的には以下の方法があります。
・USBケーブルやSDカードなどの物理的なメディアを用いて、データを直接転送する方法
・Wi-FiやBluetoothなどの無線通信を用いて、データを直接転送する方法
・インターネットを介してメーカーが提供するクラウドサービスにデータをアップロードし、デザインソフトにダウンロードする方法
転送方法によるメリットとデメリット
口腔内スキャナーからデータを転送する方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。
物理的なメディアを用いる方法は、インターネットに依存しないため通信障害やセキュリティの心配が少ないですが、
メディアの管理や交換が必要になります。
無線通信を用いる方法は、メディアの管理や交換が不要でスキャナーとデザインソフトの間の連携がスムーズですが、
通信速度や安定性に影響される可能性があります。
クラウドサービスを用いる方法は、メディアの管理や交換が不要でデータの保存や共有が容易ですが、
インターネットに依存するため通信障害やセキュリティを十分に注意する必要があります。
口腔内スキャナーからデータ転送する方法はメーカーやモデルによって異なりますが、
物理的なメディアや無線通信、クラウドサービスのいずれかをユーザー側で選択することが可能です。
ただ国内市場を見てみると、クラウドサービスを提供するメーカーも増えてきており、今後はクラウド管理が主流になっていくのかもしれません。
今回は口腔内スキャナーのデータ転送についてお伝えしましたが、機器を導入するにあたり本体スペックを確認するほか、
データ転送方法やクラウドサービスに関する情報についても、取り扱いメーカーにご確認いただくことをおススメします。
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