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満足度が高いCAD/CAMシステムとは?

2024.08.01
コラム

歯科用CAD/CAMシステムには様々な機種があり、どの機種を選択すれば良いのか?
というお問い合わせを展示会等で度々いただくことがあります。
各メーカーから特徴を持った機種が続々とリリースされていますので、非常に悩ましいですよね。
今回は導入する際のポイントとして、「どこまでやるか」に注目して整理していきたいと思います。

チェアサイド完結型
歯科医院内でスキャン、設計、加工を一貫して行います。
治療時間が短縮され、一度の来院でセットを行うことも可能なタイプです。
外注費用等が節約できる、自由にデザインが可能になる、自分で材料を選択できるといったメリットもあります。
しかし、初期導入費用やランニングコストが比較的高額であったり、理想とするクラウン形態や適合を求めるには、
ある程度のトレーニングが必要になってくる場合もあります。

ラボサイド完結型
歯科技工所で石膏模型をスキャン、設計、加工を行うシステムです。
歯科医院は石膏模型を今まで通り歯科技工所に送付して、作成を依頼します。
患者サイドの治療回数は今までと大きく変わりませんが、納期(セット日)が短縮できる場合もあります。
歯科技工所は初期導入費用やランニングコストはかかりますが、作業効率化やコスト削減に繋がったり、
安定した技工物を制作、提供することが可能になります。

ハイブリッド型
チェアサイドで口腔内スキャナーを用いてスキャンとデザインを行い歯科技工所に加工を依頼する場合と、
スキャンだけを歯科医院で行い、歯科技工所で設計と加工を依頼するシステムがあります。
チェアサイドで口腔内スキャナーを使用するメリットとして、従来法のトレーを用いた印象採得や模型の送付を省略できます。
チェアサイド完結型と比較して、初期費用とランニングコストが抑えられるほか、患者サイドも治療時間が短縮される場合があります。
今年6月に口腔内スキャナーが保険収載され、今後もより活発になりそうなタイプはハイブリッド型と予想されています。

どこまで内製化する?
CAD/CAMシステムを使用した補綴物制作は、スキャン→デザイン(設計)→CAM計算→ミリング(加工)の4つの工程に分けられます。

スキャンまでは院内で行う、デザインまでこだわっていきたい、ミリングも行いたいがジルコニアは外注に…

本来やりたかったことが出来ない、導入後に使わない機能が多かった、維持費が思ったよりかかるといった
トラブルを未然に防ぐためにも、「どのような症例を・どの材料で・どこまでやる」を導入前に一度整理することが、
満足度が高く、使用回転率の高い、ペイラインが早まる機種選択に繋がるのかもしれません。
弊社では複数の機種、様々なプランをご用意しております。ぜひ、お気軽にご連絡ください。

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